缶。
基本的に料理は嫌いだし、苦手だと今でも思っているけれど、子供が寝静まった夜中、明日遊びに来てくれる友人のことを考えながらちょっとした料理をするのは、好き。(たまにしかやらないけど。ほぼいつも出前だし)
深夜なので、シンと静まった空気の中、料理の行程だけを考える。
そうか、昼間の料理は子どがギャーギャー言っていて、でもかまってあげられなくてイライラ、イライラ、イライラしながら、時々雷を落としながら作るから嫌いなんだわ。
今日もタレが焦げたし、急いで味見したら舌を火傷したし。
余計にイライラするのよ。
これから毎食分夜中に作ってしまいたいくらいだけれど、そうするとそれ以外のことが夜中にできなくなるわ。
貴重なひとりの時間だもんね。
などと考えながら、缶詰の蓋をあける。
あたしはこの缶の蓋を指でグイッと持ち上げて開ける、この瞬間が好き。
夜中にひとりで缶を開けてると、缶を開けるしぐさや音すら、なんか芸術的に思えてきていくらでも缶を開けたくなるのよ。
缶を開けるという行為は、料理とは言えないかもしれないけれど。
絶滅危惧種よね、缶って。
カットトマト缶とかもどんどん紙パックに浸食されてきてるし。
缶を開けることでしか鍛えられない指の筋肉がある気がするのよ。
深夜なので、シンと静まった空気の中、料理の行程だけを考える。
そうか、昼間の料理は子どがギャーギャー言っていて、でもかまってあげられなくてイライラ、イライラ、イライラしながら、時々雷を落としながら作るから嫌いなんだわ。
今日もタレが焦げたし、急いで味見したら舌を火傷したし。
余計にイライラするのよ。
これから毎食分夜中に作ってしまいたいくらいだけれど、そうするとそれ以外のことが夜中にできなくなるわ。
貴重なひとりの時間だもんね。
などと考えながら、缶詰の蓋をあける。
あたしはこの缶の蓋を指でグイッと持ち上げて開ける、この瞬間が好き。
夜中にひとりで缶を開けてると、缶を開けるしぐさや音すら、なんか芸術的に思えてきていくらでも缶を開けたくなるのよ。
缶を開けるという行為は、料理とは言えないかもしれないけれど。
絶滅危惧種よね、缶って。
カットトマト缶とかもどんどん紙パックに浸食されてきてるし。
缶を開けることでしか鍛えられない指の筋肉がある気がするのよ。